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官能小説感想文

このブログは官能小説の感想を書くBLOGです。 一応18歳未満の方は見るのをご遠慮ください。

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天戸祐輝 『磨孕の姫騎士』 (二次元ドリームノベルズ314) 

『磨孕の姫騎士』は天戸祐輝先生の初めての西洋
ファンタジーが舞台の作品です。

内容は、魔力を持つ二人の王女が触手を持つ魔族の大群に襲われ、言い伝えの通り魔族の卵を産んでしまい、平和だった王国は再び魔族の支配する国へと戻ってしまうというものです。

こうきくう先生の挿絵と文章がマッチして、大変読みやすい一冊でした。

また、姫騎士の戦い―側近の裏切り―凌淑―公開ファック(性奴隷となった王女二人の姿を国民が目にする場面)までの流れはこの手の西洋ファンタジー凌淑ものではセオリーで初めて凌淑ものを読む方にはおススメの作品です。

作中王女の一人は強気で勇ましく、もう一人は豊満な体を持つ女らしい性格という設定です。

しかしその強気で気丈だった姫騎士が魔族が複数持つ触手状の性器とのプレイにより、性奴隷となっていく様は無理なくキャラ転換を遂げており最後まで読んだ私は設定を最初のページに戻って確認するほどでした。

また、文章中には悲鳴や喘ぎ声が多くちょっと読み飛ばしてしまうとどちらのどういう姫のどういう声なのかがわからなくなってしまうので、場面の変わり目には注意が必要でした。

さらに、要所に入れられている触手による王女の凌淑シーンの挿絵は触手好きにはたまらない一枚絵で凌淑した本人が描かれていないことがさらに凌淑シーンを美しく書き上げています。

ただ、いかんせんペ○スの数が数だけに細部まで見るとちょっと意味が分からなくなってしまうので細部まで見ることは避けた方が良いでしょう。









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  1. 2015/12/12(土) 14:37:59|
  2. 二次元ドリームノベルズ 感想
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菅野響 『継母と義妹と悪魔高校生』(フランス書院文庫)

『継母と義妹と悪魔高校生』は菅野響先生の7番目の作品です。

菅野響先生は禁断の関係をモチーフにした作風で、今回のような近親相姦(※血のつながりのない親子・兄妹版)の著作も数多く書かれています。
さて、この『継母と義妹と悪魔高校生』は父親が亡くなってしまった再婚家庭が舞台です。

唯一の男である息子が継母とその娘(義妹)との近親相姦を通して二人の女性としての本能を目覚めさせ不思議な家庭環境(家の中では息子・兄に求められたらどこでも性行為するなど)を作り上げるものです。

注目すべきは継母と義妹の気持ちが丁寧に書かれている点にあります。

作中病弱な母親は息子と性行為をすることによって生気を取り戻し、健康状態が向上していることを実感し、義妹は処女喪失によって羞恥心と母親に対し初めて秘密を持つことを知ります。

その文章たるや決して読者も一緒になって恥ずかしさを感じるものではなく。
ブックカバーさえつけておけば電車の中でも読める程度の表現にとどまりながらも確実に二人が女性として覚醒していくことを読者に伝え、その後の展開をスムーズにしています。

また、作調が近親相姦と言っても決して重みを感じさせないため読みやすいものとなっています。

近親相姦モノは不毛感を感じさせる作品も多くありますがこの作品に関しては、純粋に家族の関係の変化を楽しめるものと言って良い出来だと感じました。

軽めの近親相姦モノが好きな方、また官能小説初心者にはおすすめの一作です。










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  1. 2015/12/08(火) 18:34:28|
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風吹望 『役員秘書 涼子と美沙』(フランス書院文庫) 

『役員秘書 涼子と美沙』は風吹望先生の第1作目です。

2001年に刊行されたこの作品は風吹望先生作品に多いエリート階級の女性社員を凡庸な社員がその狂気ともいうべき、性調教により自分の雌奴隷にしていく話です。

感想としては、300ページ以上の本紙の中の8割以上が脅迫とそれに対する問答、そして性行為と性調教という要素のブラックな印象ですが、表題にもなっている二人の女性が辱められる際にあげる声は本当に表紙の絵と同じく甘美なものでブラックな印象を吹き飛ばしてくれてこれはこれで良作の一つの形であると思いました。

特に涼子に加えて美沙も性奴隷となったあとの二人に対する吉村の性調教は実際には起こりえないプレイ(特に会議室)で挿絵もないためまさに読者の想像を掻き立てるものとなっており、物語然としたそのような作風がお好きな方にはおススメです。

プライドと美貌を兼ね備えた二人の女性が強気に出て、脅迫してきた吉村に対して毅然とした態度を取ったり批難したりする言葉は本当に痛快なものです。

しかし、そういう言葉を発しながらも、吉村に凌淑されていく様は本当に自然な流れの中に批難と懐柔の要素が両方入っていて、作者の技術の高さを感じました。

個人的には涼子が奴隷から解放される唯一の要素であった恋人の死が最後に描かれたことによって絶望感が増し、読者に余韻を楽しませた所はナイスの一言でした。








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  1. 2015/12/07(月) 19:41:19|
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