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官能小説感想文

このブログは官能小説の感想を書くBLOGです。 一応18歳未満の方は見るのをご遠慮ください。

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菅野響 『継母と義妹と悪魔高校生』(フランス書院文庫)

『継母と義妹と悪魔高校生』は菅野響先生の7番目の作品です。

菅野響先生は禁断の関係をモチーフにした作風で、今回のような近親相姦(※血のつながりのない親子・兄妹版)の著作も数多く書かれています。
さて、この『継母と義妹と悪魔高校生』は父親が亡くなってしまった再婚家庭が舞台です。

唯一の男である息子が継母とその娘(義妹)との近親相姦を通して二人の女性としての本能を目覚めさせ不思議な家庭環境(家の中では息子・兄に求められたらどこでも性行為するなど)を作り上げるものです。

注目すべきは継母と義妹の気持ちが丁寧に書かれている点にあります。

作中病弱な母親は息子と性行為をすることによって生気を取り戻し、健康状態が向上していることを実感し、義妹は処女喪失によって羞恥心と母親に対し初めて秘密を持つことを知ります。

その文章たるや決して読者も一緒になって恥ずかしさを感じるものではなく。
ブックカバーさえつけておけば電車の中でも読める程度の表現にとどまりながらも確実に二人が女性として覚醒していくことを読者に伝え、その後の展開をスムーズにしています。

また、作調が近親相姦と言っても決して重みを感じさせないため読みやすいものとなっています。

近親相姦モノは不毛感を感じさせる作品も多くありますがこの作品に関しては、純粋に家族の関係の変化を楽しめるものと言って良い出来だと感じました。

軽めの近親相姦モノが好きな方、また官能小説初心者にはおすすめの一作です。










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  1. 2015/12/08(火) 18:34:28|
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風吹望 『役員秘書 涼子と美沙』(フランス書院文庫) 

『役員秘書 涼子と美沙』は風吹望先生の第1作目です。

2001年に刊行されたこの作品は風吹望先生作品に多いエリート階級の女性社員を凡庸な社員がその狂気ともいうべき、性調教により自分の雌奴隷にしていく話です。

感想としては、300ページ以上の本紙の中の8割以上が脅迫とそれに対する問答、そして性行為と性調教という要素のブラックな印象ですが、表題にもなっている二人の女性が辱められる際にあげる声は本当に表紙の絵と同じく甘美なものでブラックな印象を吹き飛ばしてくれてこれはこれで良作の一つの形であると思いました。

特に涼子に加えて美沙も性奴隷となったあとの二人に対する吉村の性調教は実際には起こりえないプレイ(特に会議室)で挿絵もないためまさに読者の想像を掻き立てるものとなっており、物語然としたそのような作風がお好きな方にはおススメです。

プライドと美貌を兼ね備えた二人の女性が強気に出て、脅迫してきた吉村に対して毅然とした態度を取ったり批難したりする言葉は本当に痛快なものです。

しかし、そういう言葉を発しながらも、吉村に凌淑されていく様は本当に自然な流れの中に批難と懐柔の要素が両方入っていて、作者の技術の高さを感じました。

個人的には涼子が奴隷から解放される唯一の要素であった恋人の死が最後に描かれたことによって絶望感が増し、読者に余韻を楽しませた所はナイスの一言でした。








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  1. 2015/12/07(月) 19:41:19|
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[巽飛呂彦] 市立輪姦学園狙われる女教師&清純女子高生

『私立輪姦学園 狙われる女教師&清純女子高生』(フランス書院文庫) 作巽飛呂彦

『私立輪姦学園 狙われる女教師&清純女子高生』は集団強姦作品の多い巽飛呂彦先生の作品の一つです。

内容は表題通り元お嬢様学校に受け入れられた男子生徒達が、学園の女教師や女王様系女生徒を蹂躪して学園を我物にしていくという物語です。

特に狙われた女教師と女子生徒が男子生徒達と同級生によって性奴隷となっていく様は文章だけでも生々しく1人が大勢に囲まれて、大人のおもちゃやSMプレイを試されていく場面は挿絵がないにもかかわらず、想像力を掻き立てられます(喘ぎ声がエロくてGOOD)。

また、元女子校ということで女子生徒同士のプレイやレイプに女子生徒が加わっている場面も多く、百合好みの人にはたまらない作品とも言えるでしょう。

1人の女性とのレイプから学校内の勢力図が変わり最初の権力構造が女教師―女子生徒―男子生徒の順だったのが男子生徒―女教師―(他の教師)―(強姦されていない女子)―強姦された女子の権力構造に変わります。

この手の学校の性奴隷にされた生徒の話は漫画でも小説でも多様にありますが、本作品は暴力やSMの要素もあることから、比較的ディープでブラックなイメージを持ちました。

後日談でラブコメ要素などあるともっと多くの読者を得られるかもしれないと思いましたが、それらが無くても、強姦・集団レイプ好きにはおススメの一作です。






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  1. 2015/11/05(木) 19:57:36|
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鷹羽シン 『最強彼女の躾け方』(美少女文庫) 

『最強彼女の躾け方』(美少女文庫) 作鷹羽シン

『最強彼女の躾け方』は官能小説家鷹羽シン先生の6作目でしなのゆらさんのイラストがマッチした良作です。

内容は表題の通り、武道の使い手であるヒロインに主人公が恋をする所から始まります。出会い―エッチなトラブル―オナニー―告白―セックス(中出し)―デートまでの過程はシンプルで、官能小説初心者にはおススメです。

ただし、セックス時の音(吐息や挿入の際の効果音)があまりにも濃厚すぎて(ちょっと品もない)、初めて会って初めて性的行為に及んだというピュアさは欠けます。

それでも私が良作と感じたのはセックスまでの話運びに無理がなく、主人公二人の気持ちがよく表現できているためです。

最初にエッチな行為に及ぶ道場のシーンではヒロインが本当に気持ちよさそうに犬の気持ちに同化して主人公に触れられています。

また、毎回のセックスの激しさは初々しくも優しい感じのもので見ていて微笑ましい気持ちになります。要所の挿絵もなかなか効いてて、最後の挿絵のゴスロリ服も良質な出来でした。

鷹羽シン先生の作品はこの6作まで妹系のものが多かっただけに強い女の子が相手役の本作が良作で期待を裏切らない出来でした。今後も鷹羽シン先生の作品に期待したいと思います。













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  1. 2015/11/04(水) 21:57:30|
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風吹望 美人市議 28歳 フランス書院


「美し過ぎる議員」というのが話題になりましたが、それにインスピレーションを得て小説化したようですね。

美人の議員というのは、昨今の国政は女性登用も積極的にしているようですが、市議会となると今だ男社会となっているようです。

そこに1人の美女が現れ、男達の目が彼女に釘付けになる。。。

これは至極当たり前のことかも知れません。

秘書に仕組まれて仕方なく身体の関係を持った際の盗撮ビデオで市長に脅されて、レイプ同然に犯される美鈴サンの心情が非常にうまく書かれていると思いました。

男性でしたらカネをゆすられるのがオチですが、女性は身体というのが男の欲望というものなのですね。

昨今職場などで問題になって問題になっている「パワハラ」「セクハラ」をテーマにしたということでも読み応えありますし、何より28歳という若い「美人市議」というのが想像を掻き立てられます。

知性ある女性を犯してみたいという男性の願望にこたえているような内容と描写が素晴らしいです!

潔癖症に近い品行方正な美鈴サンが、無理矢理に関係を持たれるうちに、犯される快感とМっ気が出てくるというのも凄く面白かったです。

ただ官能小説なので、例えば市長が果てた瞬間などはハッキリ書いて欲しかったかなと思いました。

ようするに、美鈴サンの中に射精したのかが曖昧なのです。

もちろんそこに至るまでの描写は、風吹望先生の他の作品同様申し分のない素晴らしい描写です。

何せ男は、出る瞬間が最高潮ですから、出たか出ないかは非常に重要なのです!(笑)

美鈴サンは巨乳で、ブラウスの上から揉んでも充分柔らかさが堪能できるほどなので、

おっぱいフェチの方には一番お勧めですね。それと女子アナ好きの方も楽しめると思います!


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  1. 2015/09/15(火) 20:22:19|
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